事実調査にあたっては対象者や家族等にヒアリングを行うだけではダメです。在留特別許可を得るには、その事実を証明するための証拠も必要になります。

証拠を示さないまま事実を訴えても信じてはもらえません。事実はそれを裏付ける証拠とセットになって初めて意味を持つのです。

証拠はおおまかに直接証拠と間接証拠に分けることができます。直接証拠とは証明しようとする事実を直接裏付けることができるものをいいます。

たとえば婚姻の事実を主張する場合は婚姻届記載事項証明書、小さい子どもと同居していることを主張する場合は住民票、一定の収入があることを主張する場合は、源泉徴収票や収入証明書といった書面が直接証拠となります。

特に公的書面の証明力は高く説得力があります。

これに対して間接証拠とは、直接的に事実を裏付けることはできないけれども、事実の存在を推認するのに役立つものをいいます。

たとえば夫婦が同居して円満に生活していることを証明するために近隣住民の供述を得るような場合です。

このように証拠収集も在留特別許可を得るための事実調査の重要な一面です。在留特別許可がなされるために必要だと思われる事実を裏付けるために不可欠な要素なのです。

そうであるにもかかわらず、ヒアリングした事実だけに基づき雛形を利用して書面作成しても、残念ながら何も伝えることはできません。顕著な事実でない限り、事実を示すならそれを支える証拠とセットでなければ何の意味もないのです。

プロフィール

在留調査チーム高度な調査に基づく在留特別許可手続きで強制送還をストップ! 法律調査と事実調査の専門調査員が連携して在留特別許可に関する書類を作成します。収容案件では即時面会を実現して仮放免許可申請に備えます。在留調査チームは徹底した法律調査と事実調査を行う在留特別許可の専門チームです。