行政書士は行政手続の代理人にはなれますが訴訟代理人にはなれません。行政訴訟の訴訟代理人になれるのは弁護士だけです。この両者の違いが在留特別許可という業務に対する姿勢に現れています。

行政書士は訴訟代理人になれませんから、行政手続で在留特別許可を得るしかありません。

これに対し弁護士は行政手続と訴訟手続の双方の代理人になることができるので、仮に行政手続で在留特別許可を得ることができなくても行政訴訟を提起して最後の勝負をかけることが可能です。

実際、弁護士から行政手続における在留特別許可の嘆願によらず、退去強制令書が発布されたら行政訴訟で対応すると言われた人もいました。

すべての弁護士がそうだとは言いませんが、弁護士は訴訟のプロであって日常的に行政手続を行っていることは少ないです。ですので、アウェイである行政手続ではなくホームグランドの訴訟で勝負をしたがる傾向は否めないと思います。

一方、行政書士にとっては行政手続がすべてです。以前は入国管理局へ行うビザの申請取次資格は行政書士にしか認められていませんでした。

だから弁護士が申請取次をしようと思えば、行政書士として登録しなければなりませんでした。しかし近年、弁護士にも申請取次資格が認められました。

在留特別許可の嘆願は退去強制手続という行政手続の中で行われるものです。長年にわたりビザの申請取次を行ってきた行政書士が関連業務として在留特別許可を扱うことは自然な流れです。

インターネットを検索してみれば一目瞭然ですが「在留特別許可」というキーワードで上位に現れるウェブサイトは、その多くが行政書士によるものです。

プロフィール

在留調査チーム高度な調査に基づく在留特別許可手続きで強制送還をストップ! 法律調査と事実調査の専門調査員が連携して在留特別許可に関する書類を作成します。収容案件では即時面会を実現して仮放免許可申請に備えます。在留調査チームは徹底した法律調査と事実調査を行う在留特別許可の専門チームです。